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明治神宮の元服式

明治神宮では毎年成人の日に、明治神宮の御本殿前の境内で成人の日を寿ぎ元服式が行われます。
この明治神宮の成人の日の祝賀元服式は、武家作法に則って行われます。
対象者としては、その年に20歳の成人を迎える新成人で、小笠原流の弓馬術礼法の稽古を行っている人を対象としています。

元服式では、熨斗三方披露をし、男子の代表者に冠を用意します。
そして男子には風折烏帽子を被せます。
女子には立烏帽子を被せます。
その後交代で柳台へ行きます。
次に式三献を行います。
式三献では瓶子を用意して雄蝶から雌蝶の瓶子に神酒を移します。
その後盃事のための一膳が運ばれます。
続いて男子に神酒が注がれますから杯を左手に持って神酒を受けます。
女子の場合は右手に杯をもって神酒を受けます。
こうして元服者全員に神酒が振舞われて、最後は一膳と下捨が徹せられて終了となります。

ちなみに小笠原流とは、初代の小笠原長清から継承されてきた流派です。
鎌倉時代に活躍した人物で、三法の「弓と馬と礼」を一体とした諸芸流派でした。
元は源頼朝が弓と馬の指南役として小笠原長清を指名したことから始まり、その後に後醍醐天皇の時代に礼法を加えて三法としました。
小笠原流といえばこの「弓」「馬」「礼」の三法が原則となっています。

このようにして毎年小笠原流にゆかりのある新成人が明治神宮にて元服式に神妙な面持ちで参加しているのです。
これが自治体とはまた別の小笠原流派の成人式にあたるのです。

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